この度、第44回埼玉透析医学会学術集会・総会を下記の要領で開催致します。つきましては一般演題の募集を行いますので、医師、看護師、臨床工学技士、薬剤師、理学療法士、作業療法士、管理栄養士、ケース・ワーカー等の方々から幅広く多数の演題を心よりお待ち申し上げます。御多忙とは存じますが、皆様方の御参加を御願い申し上げます。また今回、魅力あるプログラムにするべく指定演題を公募しており、本学術集会のメインテーマは勝手ながら“どうする?高齢者の透析~その問題点を洗い出す~” とさせていただきたいと思います。
近年、透析患者の高齢化が進み、昨年1年間で新規導入された36,000人の患者のうちのおよそ24,000人(66%)は65歳以上の高齢者です。このうち75歳以上のいわゆる
「後期高齢者」に限っても約14,000人で新規導入患者の39%に達しています。ちなみに15年前の2000年導入患者では65歳以上が53%、75歳以上が23%でした。すなわち透析医療は高齢者を対象とする医療に変化してきています。高齢になると心・脳・末梢血管疾患、骨・関節疾患、栄養不良、感染症など複数疾患の合併を抱える場合が多く、ADLが著しく低下してきます。その結果透析室における看護必要度が上昇し、さらに認知症を合併した患者等ではさらにその看護必要度が急上昇します。このような状況下では透析室スタッフだけでの解決策はなく、他部署の広範囲のコメディカルスタッフ、また介護を担う家族や介護施設スタッフの力も借りなければなりません。
総合病院、一般病院、有床・無床透析クリニックのどの施設においても高齢者透析では様々な問題を抱え、日々の透析のやりくりに苦労しているのが現状ではないでしょうか。そこで、本学術集会のメインテーマとして“どうする?高齢者の透析~その問題点を洗い出す~”と題して、高齢透析患者の問題点を洗い出すことを目的に、透析療法に係るすべての施設、部署、職種から幅広く演題を募集し(事例報告、研究報告、問題提起など)を頂き、討論できればと考えております。埼玉県下施設の医師、看護師、臨床工学技士、薬剤師、管理栄養士、理学療法士、作業療法士、ソーシャル・ワーカー、事務職など様々な職種の視点からご講演いただき(同一施設の他職種も可)、埼玉県をはじめ全国の透析医療向上に寄与していただきたいと思っております。
御多忙とは存じますが、皆様方の御参加を御願い申し上げます。
平成27年8月吉日
埼玉透析医学会 会長
栗原 怜(医療法人慶寿会)
開催日時:平成27年12月6日(日)
会 場 :大宮ソニックシティホール棟4階 国際会議室
事 務 局 :埼玉医科大学国際医療センター MEサービス部
〒350-1298 埼玉県日高市山根1397-1
TEL:042-984-0064
FAX:042-984-0064
E-mail:jinnai@saitama-med.ac.jp
「第44回埼玉透析医学会学術集会・総会のお知らせ」は画像をクリックするか、
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演題募集要項は「演題登録・修正」のページをご覧ください。